コーティングも任意保険補償の対象になる?

 

結論から申し上げると条件さえ満たしていればカーコーティングの補償は受けられます。
当然ですが補償を受けるにはカーコーティングを施工しているという証明を保険会社に提示しなくてはなりません。見た目では分かりませんからね。

 

コーティングの補償を受けるための条件

・コーティングの「施行証明書」の提出
・コーティングの保証期間内であること
・定期的なメンテナンス

 

コーティングされている事の証明が出来れば再コーティングの費用も補償対象となります。コーティングされている事の証明は、施行したお店で発行となる「施行証明書」を保険会社に提示します。また、施行証明書に記載の有効期限内であること、定期的なメンテナンスを行っている事も車両保険で補償となる条件となります。保険会社によっては再コーティングの施行範囲の確認が必要な場合もあり条件が異なる場合があります。補償内容については契約の保険会社に確認すると良いでしょう。
ということは自分でコーティング剤を買ってきて施工している場合は補償の対象にはならないということです。証明書も保証期間もありませんからね。

 

事故を起こした(が起きた)時、舞い上がってしまい冷静さを失うことは仕方ないと思います。事故は非日常な出来事で車によく乗る人は確率的には多くなるとは言え一度も遭遇しない場合もあれば筆者のように2ケ月連続でTAXIに同じ場所を追突されるというレアなケースもあります。事故に慣れている人は置いといて、事故が発生すると正常な判断、対応が出来ないことがあります。
すっかりカーコーティングの補償のことを忘れてしまって板金屋さんから愛車がキレイに直って戻ってしばらくしてから「あれ?修理したところだけ艶が…汚れが…あっ!」なんてことにもなりかねませんので落ち着いて対応しましょう。

 

<自損事故>

車両保険に加入していることが大前提ですが「うっかり曲がり角でバンパーの角をこすってしまった」「居眠りしてしまい前の車に追突してしまった」など自分の不注意でマイカーを傷付けてしまった場合やイタズラや落書きなどで修理する場合に補償される保険です。ここで気を付けなくてはいけないのが、修理費用(+コーティング)が次年度以降の等級ダウンによる保険料増額(現状の等級に戻るまでの増額費用合計)より高い場合はいいのですが、安い場合は保険を使わないほうがいい場合もあるので車両保険を利用するかどうかの判断は保険料が上がる事も想定し決定しましょう。

 

<他損事故>

「信号待ちで停車中、うしろから追突された」場合の過失割合は通常10:0で相手の保険会社が修理費用の負担をするので、相手の保険会社にカーコーティングの事も伝えておくと良いでしょう。自分にも過失がある場合には、自分の過失割合分については修理費用を受け取る事ができません。よく保険会社と相談したほうが良さそうです。

 

<ポイント>

カーコーティングも修理補償の対象になることを覚えておく
補償を受けるには証明書の提示、保証期間内であること、定期的なメンテナンスを受けていることが必要

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